英3期の服飾史まとめ
洋裁バトル番組「ソーイング・ビー」内ではバトル中に服飾史を学ぶ数分のミニコーナーが挿入されます。
世界史・繊維や経済などを掘り下げるコーナーなので、それを本レポページに入れるとバトルの流れが悪くなる為、ここでまとめて総集編としてピックアップします。
★番組解説と記事一覧
脱フランス服のベスト
- 17世紀にイギリスでピューリタン革命勃発
- チャールズ1世は処刑・息子の2世はフランスへ亡命
- その後イギリスに戻って王政に戻った
- フランス服は敵国のものなのでイギリス服に徹底した
- 作者:池上 俊一
- 発売日: 2017/02/22
- メディア: 新書
チャールズ2世
フランス放火説が出回ったロンドン大火は3日間燃え続けた大火事だったが本当かどうかわかりません。
イギリスウールをイギリスで織ったベスト・・ベストは最初は袖があったんですね。この上にジャケットを羽織り、後に袖が無くなって今のようなベストになります。
服飾造形講座〈10〉 メンズウェア2―ジャケット・ベスト (文化ファッション大系)
- 発売日: 2010/05/10
- メディア: 大型本
クリスチャン・ディオール
ニュールック
1947年にクリスチャンディオールが細く絞ったウエストにゆったりしたスカート(8ライン)ニュールックを発表、一躍有名デザイナーの仲間入りに!
美しいドレープシルエットのために、時には10m以上の生地を使用する贅沢ぶりですが、まだ配給制が行われてたいたイギリスは贅沢禁止!とニュールックにおける生地の無駄を呼びかけます。
それでも奥様方はお構いなしに女性たちは「ニュールック」を作ります。
そんな特権階級の奥様が庶民に妬まれてニュールック服を着て歩くと通りすがりで破かれるなんて事もあったそうです
シャネル!
女性らしいふんわりドレスが大嫌いだったココ・シャネルは反ニュールック勢・隠居してたシャネルが再び創作に発奮しました
コルセットと女性の解放
- コルセットは肋骨が折れたり息が出来ないくらいの矯正力
- 19世紀自転車やスポーツが流行コルセットをつけたままは困難
- 1881年合理服協会が設立され、コルセットの改良に取り組む
内臓が無いぞう!
合理服協会
合理服協会がコルセットの改良に取り組んだ。画像は活動の中心だったハーバートン婦人。
プリーツのある細めのパンツをスカートの下に組み合わせた服を発表し、「ハーバートン」と言われた。
レースの流行はロイヤルから
イギリスでレースが作られたのは16世紀ごろ
- 19世紀ヴィクトリア女王がウェディングドレスにレースを使って上流層に人気爆発
- 機械編みが発明されて作業率アップ・価格ダウンで庶民にも人気
- 第一次世界大戦に入ると贅沢品としてレースが避けられた
- 21世紀キャサリン妃のウェデイングドレスで再び注目される
レース人気復活
何巻だか忘れたけどコミックの「エマ」で機械編みレースか手編みレースかで迷うシーンがあってとっても絵が上手くてびっくりしたぞなもう